7年たって気づいたこと

さて、いわゆる精神疾患というやつは

完治とは言われません。寛解(かんかい)と呼ばれます。

同じ呼ばれ方をする病気を知っていますか?

 

癌です

 

癌は決して完治とは言われません。再発する可能性があるから

なので

病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌(がん)や白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語。例えば、癌が縮小して症状が改善された状態を部分寛解、癌の症状がなくなり検査の数値も正常を示す状態を完全寛解という(コトバンクより引用)

表向き見えなくなったのでこの表現なんです。

心の病も同じです。いつ再発するかわからないから。

 

極端な話をします。

貴方が鬱になりました。

原因は旦那のお母さま、いわゆる姑ですね

薬を飲んで、症状はおさまりました。

でも姑さんはまだ健在です。

じゃぁ、再発は絶対しない?いや、再発の可能性があります。

 

じゃぁ、姑さんと縁を切りました。もしくは姑さんが、残念ながら(?)他界しました。

再発しない?

わかりません。もしかすると舅が原因になるかもしれないし、旦那が、息子が娘が、

場合によっては実の母が・・・

 

そう考えると世の中の病って完治って表現が難しいですね。

 

じゃぁ、逆に世の中の柵、全部断ち切っちゃいましょうか。

 

残念ながら無理なんです。

例えば、あなたが今一人暮らしでした。

そして会社勤めをしていたんですが。

ある日、どこかの政治家がこう言いました

「今の人の交流を9割減らさないと世の中の病気が蔓延する。ステイホームです。」

貴方は会社から家で仕事するように言われました。

貴方は地方から単身出てきた新入社員なんで会社以外に交流もありません。

「今年は我慢して、来年きっと会えるから」と偉い政治家は言いましたが

地元で大好きだったおじいちゃんが死んじゃいました。

貴方はスマホでおじいちゃんの枕元に一所懸命「おじいちゃん!私だよ!この騒ぎが落ち着いたら帰るからがんばって!」と叫びました。しかし、おじいちゃんはスマホの中のあなたが見えません。「貴子(仮名)は帰ってきたかい?死ぬ前に一目会いたいのぉ」

貴方の心は壊れませんか?

私ならダメです。壊れます。

”ウイルスを他の地方にばらまく”(かもしれない)のと”私の心は確実に壊れる”だったら貴方はどちらを選びますか?たとえどちらを選んでも私は責めません。それがあなたの選んだ選択肢なんですから。

そして、私は断言しますが、間違いなく、後者を選びます。自粛警察?んなもの知らん

そうしないと私の心は壊れたレベルではおさまりませんから